母校移転プロジェクトの活動に参加してみませんか
母校移転プロジェクト(プロマネ) 山田佳樹(昭和55年電気科卒)
芝浦工業会の会報やホームページでも周知させていただいている通り、母校は2027年4月からの東京科学大学の大岡山キャンパスに建設される新校舎での授業開始を目指して準備を進めています。
現在の校舎から新校舎への移転の際に、現校舎にある備品類(什器など)については、新校舎に移設するものと、廃棄されるものの選別が進められています。什器類に関しては機能の有用性とともにアピアランス(外観、見た目)の状態がその判断基準となっていることから、アピアランスを改善することで什器本来の機能を有したものを移設できる可能性があります。母校では、机や作業台、椅子といった機能が単純であり使用頻度が高い什器を対象にアピアランスを改善するための補修方法を体験的に学ぶとともに、その効果を定量的に評価することで廃棄・移設の判断基準を明確にすることを目的とした「補修を科学する什器プロジェクト」を計画し、大学基金に対し「理科教育振興支援」の一環として実施承認を受けることができました。当該プロジェクトを通じて、これからのデザイン教育においてプロダクトの芸術性や意匠性のみならず、サステナブルなモノづくりとは何かを考える上での重要な視座を与えるものとなることが期待されています。
1.「補修を科学する什器プロジェクト」活動内容
既存の什器に対して以下の活動を行うことで、什器におけるアピアランスの改善方法を体験的に学びながら、生徒とともに新校舎移転に向けた廃棄・移設の判断基準の明確化に取り組みます。
(1)椅子・机の金属部の研磨
金属部分のサビ等の劣化に対して、既存試薬を用いて研磨・清掃を行い、研磨前後を比較・考察する。
(2)椅子の座面の高圧洗浄
専門業者による実地指導のもと、高圧洗浄実施前後の効果を比較・考察する。
(3)椅子・机の木部の研磨および再塗装
サンダーやグラインダーにより木部の傷や汚れの除去を行う。研磨材の粗度や仕上げ方法の種類を学習・考察する。
2.母校プロジェクトへの参加者募集(若干名)
2025年1月から3月に実施を予定しています「補修を科学する什器プロジェクト」について、当該プロジェクト関連の経験をお持ちの方で、母校生徒と一緒に作業していただける方を若干名募集すると、母校のプロジェクト実行メンバーから連絡をいただいております。
当プロジェクトは、2025年1~3月の期間に6回程度(各2時間程度。平日を含む)実施予定です。(建築デザイン実験室を中心として、附属高校敷地内において活動を行います)実施にあたり、母校・建築デザイン分野(小林教諭)に加え、東京科学大学・塚本研究室の支援を受け、母校生徒10名程度が作業を行います。当該プロジェクトにご興味・経験があり、母校生徒と一緒に取り組みを行う希望者の受付を行います。
ご希望の方はホームページの連絡欄からお申込み下さい。お問い合わせについても連絡欄にお願いします。但し、希望人数が多数となる場合は、母校プロジェクト実行メンバーと相談の上、参加者を決定させていただきますので、予めご承知おきください。(参加者に決定された方には、個別にご連絡をさせていただきます)
お申し込み・お問い合わせ方法 | 芝浦工業会ホームページ右上《連絡先→ 「補修を科学する什器プロジェクト」への参加申し込み・ お問い合わせフォーム》からお願いします。 |
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